この日、宇佐２７ヶ町村の氏子たちはほとんどが参列。 写真は四日市高女の校長、職員以下全校あげての参拝風景。 大正１４年１０月１６日。

戦後初めての勅使下向の祭りに町民は湧いた。 敗戦で敬神崇祖の観念のうすれがちな風潮のなかで、勅祭の意義は大きかった。

大正１４年から復活した宇佐神宮への勅使参向は１０年置きとなった。 昭和３０年の勅祭は町民あげての出迎えで、仮装行列も出て盛大に行われた。

宇佐神宮の本殿は、神亀２年（７２５）亀山、小椋山、または菱形山とよばれている現在地に建てられた。桧皮葺き、切妻造平入りの神殿を二棟、前後に組み合わせた造りで、「八幡造り」といわれる。 この写真は、文久元年からすでに５０年 […]

宇佐神宮が上下宮揃ったのは、弘仁年間、嵯峨天皇の勅願による。 古来、下宮は御炊宮（みけみや）と称せられ、現在でも当神宮の御炊殿である。

本殿から下宮に下る分かれ道にある若宮。 左の小さな社は黒男神社。

樹齢８００年ともいわれる楠の神木の東側に、回廊に接して建てられた。

現在も残っている一の鳥居。 台輪があるのと扁額がないのが八幡鳥居の特徴。 西大門入口の唐獅子はいまはない。