酒造株箱書き 天保14年

江戸時代の間、明暦3年(1657年)に幕府より発行された酒株によって、これを持っていないものは、建前としては酒を造ることは禁じられていた。江戸時代末期には既に形骸化が進んでいたが、明治8年(1875年)に酒株に関する規制がなくなると、資本と技術を持っていれば、だれでも参加できることから、一気に酒蔵が誕生することとなった。しかし、政府は以降、酒税の確保に躍起になっていく。