小学生に教える百科事典・国語辞書の引き方

宇佐市民図書館では、司書が小学校へ出向いて百科事典や国語辞書の引き方を教えています。
紙芝居『百科事典の引き方』(埼玉福祉会 刊)を使い、「つめ」「はしら」を使った百科事典の引き方を紹介します。使うのは、子ども用の百科事典である『総合百科事典ポプラディア』(ポプラ社 刊)です。
百科事典は、一文字ごとに「つめ」があるため、国語辞典より引きやすいのです。

紙芝居の例にでている「アルパカ」を引いた後は、「ドラえもん」が『ポプラディア』に載っているかどうか聞いてみました。「載ってない」という子がほとんどでしたが、12巻の「索引」で調べると、7巻311ページに載っていることがわかります。
実際に『ポプラディア』を引いて「ドラえもん」が載っているページを確認すると、子どもたちは大喜びで「これは?」と聞いてきました。
続いて、国語辞典です。
国語辞典は、「つめ」がア行・カ行…と行ごとに並んでいるため、少し探しにくいのですが、最初に全員で司書の名字を調べました。

引き方を確認したところで、自分の名字を一文字ずつ引いてもらいました。
自分の名字の意味を知った後は、好きな言葉を調べてもらいます。『ポプラディア』を調べたい人もいます。
「索引」にはたくさんの子が集まっていました。
「楽しかった!」という子も多く、後日、貸出可能な百科事典を借りに来た子もいました。
司書が出向いて行う百科事典や国語辞典の引き方については、日程などを事前にご相談ください。

※ この実践はポプラディアの第2版で行っています。