呉橋を渡ると仁王門があった。仁王門から馬場までを神明町といった。 右手前、電柱のある旅館は桂屋。大和屋、松島屋と続く。

いまの神宮庁のあたりに寺家集落があり、そのなかに喜多院が建っていた。 ここにはよそから来た禰宜さんなどが住まっていた。

戦後初めての勅祭のようす。

「生き神様」と氏子から崇められていた大宮司・到津公誼が明治３４年に没してから男爵と宮司職を継いだ。宇佐地方の教育に熱心で、大正８年からは、宇佐町長を２期つとめた。昭和１１年死去。

昭和になって国民生活は急速に軍国化されていった。 宇佐町では子どもたちを中心に神宮少年団が結成された。 中央にいる軍人が、旧制宇佐中配属将校の黒岩少佐。その右隣は横山秀雄宮司。

昭和１３年１１月８日に横綱昇進奉賽祭を終えた双葉山は、横山秀雄宮司邸に一泊。 翌日は、宇佐郡内小中学校の記念相撲大会に出席。そのときの記念写真。

昭和８年、常岡寛治大佐を連隊長とする大分４７連隊が凱旋帰郷。 写真は、宇佐神宮参拝のあと宇佐町児童生徒らにあいさつする常岡連隊長。

『記紀』によると神武天皇東征の折、莵狭津彦と莵狭津媛の兄妹に大饗応をうけたとの記録がある。この話を聖蹟碑として建立。

大正３年、大尾山山頂の大尾山神社の下に郡民氏子たちにより建立された。 穂石は旧横山村稲積の霊山から掘り出し、台石は、旧北馬城村岩崎から引き出した。 穂石の書は海軍元帥・東郷平八郎。

毎年１０月２０日と２１日の２日間、ほこたての神事が行われる。 竹ぐみに紙を貼った飾りつけをして五穀豊穣を祝った。